トライアルサポーター

2021年新型コロナウイルスが働き方を完全に変えた「高度成長期の日本」

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「戦後~高度成長期の日本経済と働き方」

こんにちは。

トライアルサポーター(通称トラサポ)の計良です。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

まず「働き方」や「営業の仕方」が変わった・・・と言う前に、それまでの日本人の働くことに対する感覚やその背景を確認したいと思います。

まずはその1回目。

「戦後~高度成長期」

かつて我々の父親世代は基本的には家にいませんでした。

そうです、ひたすら仕事していました。

というより会社にいました。

今、コロナウイルスショックの後、また世界は不況に陥ると言われていますが、あの戦争の時代に比べればその悲惨さは比ではないでしょう。

そう、まさに昭和20年8月に太平洋戦争が終わり、数年の混乱から抜け出した我が国日本。

日本人は、ほぼすべての人がその情熱を日本の経済復興のために費やしました。やがて、昭和30年代以降、世界動向の大きな影響なども受け、東洋の奇跡と世界に知らしめた日本の復興、すなわち経済成長が始まりました。

人は基本的に学校を卒業すると「会社という組織」に属し、1度入社すると、よほどの事が無い限り、ほぼ一生、経済的にも安泰というすばらしい制度が出来上がりました。

それゆえ人は、一生懸命勉強して、少しでも偏差値の高い学校に進学し、そして一流と言われる上場企業を目指しました。

そして、先生と言われる人たちもみな、そこに導くのこそが正しい姿だと思って勉強させました。

当時、男は家族のために仕事し働き、徹夜も当たり前、24時間戦えますか?という栄養ドリンクのCMが世を席巻するまで働きました。

おそらくその見返りも十分にありましたし、定年後も企業年金その他で悠々自適な生活ができたのです。

きっと、誰しもそちらの道を目指し、できればそちらに行きますよね?

同時に日本の大企業主義も発展を続け、3種の神器(テレビ、冷蔵庫、洗濯機)という家電が世の中に発明され、みんながそれを一家に1つ。

昭和39年の東京オリンピック開催とそのためのインフラ整備。

まさに日本は1つになって敗戦国という呪縛から逃れるために皆心を1つにして働きました。

組織に属して給与を得る。会社の中で壮絶な競争をして勝ち抜いて、上位に昇進していく。

みな、必死にそんなサラリーマン人生を歩むことが普通でした。

まあ、良いか悪いかはともかく、そういう時代だったということです。

それは非常にシンプルで働きやすい生き方だったのでしょうが、逆に会社のためなら何をしても良いという考えを生み、家庭はほとんど顧みずに働いていたのが私の親父たちの世代です。

あまり「起業する!」なんて考えはなく「会社を辞める!」なんていうのは離婚に匹敵するくらい!?(今はどちらも普通の考えみたいですが・・・笑)ものすごい決断だったのです。

周りの反対も多いですし・・・・。

まあ、そんな背景を経て、日本は世界一の経済大国になっていくのでした・・・。

 

トラサポ 計良 昌幸

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